「REON POCKET」を活用した学校での取り組み
~授業前後の全身温度感覚・全身温熱的快適感を測る調査~
横浜国立大学教育学部附属 横浜中学校で、学校生活における生徒の快適性や集中力を保ちつつ、
社会課題である消費電力の削減に取り組むため、「REON POCKET」を活用した全身温度感覚と全身温熱的快適感を測る調査が2022年9月に行われました。
調査では、120人(3クラス)を対象に、首元に「REON POCKET」を装着し、半数は冷却あり、
残りの半数は冷却なしの状態で50分の授業を受けた後、全身温度感覚と全身温熱的快適感についてのアンケートが取られました。
なお、全クラスとも空調は通常通り25℃~28℃に設定した教室で実施されました。
調査の様子
アンケートの結果、性別や体格によって全身温度感覚と全身温熱的快適感には大きなばらつきがあることがわかりました。
このことから、空間全体を冷やしたり温めたりするだけでなく、個人に直接冷却や温熱を付与することが重要で、さらには節電にもつながるアプローチである可能性が高いと考えています。
なお、冷却なし・冷却あり、それぞれの場合における授業前後の全身温度感覚についてのアンケート結果は以下の通りです。
学校職員の声
横浜国立大学教育学部附属 横浜中学校
和田校長先生
1日目の結果でこの冷却装置が中学生の生活にも活用できること、ただ、環境や作業強度によって、
結果に差異があることなどから年齢や環境など、多く条件の組み合わせを考えると活用場面、範囲が広がるのではと感じました。
温暖化や環境変化が著しい昨今、この機能が多くの方々の健康を維持できることを期待しています。
横浜国立大学教育学部附属 横浜中学校
松山先生
最適温度には個人差が生じるため今回のように1つのアプリで大人数を操作することは難しかったように感じます。 本来の機能では個人に合わせた操作が可能となるので、その機能性の有効さを感じました。 今回の実験を終えて最適温度の感じ方は思っていた以上に個人差があることを実感し、 体温に合わせて器械が自ら温度調整を行ってくれる機能がついていると更に効果を感じやすいと感じました。
REON POCKETを活用して、エネルギー消費削減に貢献してみたいパートナー様を募集しています。
宛先:法人窓口